人にとって人

しばらく前にはねひつじの家に泊まった時、彼は「A.I.が人から見て人のように見えればそれは人?」「CGでも本物に見えれば、それは現実?」という疑問的なものを持っているという話をしてくれました。疑問じゃなくて肯定だったっけ?わすれた。
いずれにせよこの疑問はそれ自体に問題があります。前者はちょっと長いので後者を例にとってみると、確かに「CGを見ている人にとってそのCG」は現実と認識されています。でもCGその物が現実であるはずがありません。つまり、この疑問は「その物の本質」と「物の認識されかた」という2つの異なる事柄を1つとして考えようとしたからおかしなことになったのです。
「CGが、ある人にとって現実に見えるならば」→「その人にとってCGは現実である(と認識されている)」は正しいですが、
「CGが、ある人にとって現実に見えるならば」→「そのCGその物は現実である」は成り立ちません。
ここで、「その人にとってCGは現実である(と認識されている)」に関しての疑問がでてきますがそれについてはマトリックスを見てください。あれおもしろいから。